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【ロンドン市場】ドル円下落、一時7ヶ月ぶり89円台に
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25日のロンドン市場では、ドル円の動きが注目された。
ドル円は90円台後半からじり安の動きをみせ、90.50レベルや90.20レベルの節目を割り込み、一時89.96レベルまで下落した。
90円割れは今年の2月12日以来、約7ヶ月ぶりだった。
欧州株が寄り付きから軟調だったことも円高の材料となったが、英FT指数はプラス圏を回復するなど方向性は定まらなかった。
むしろ、ドル円の下落はオプション・トリガーやストップ注文を執行するフロー中心の動きだった。
クロス円はユーロ円が133円台前半から132円台前半、ポンド円が145円台前半から144円台前半までの円高傾向を示した。
ドル相場ではユーロドルが1.47台に乗せる場面があり、ドル安傾向もみられた。
ただ、フランスの実質GDP確報値の発表を除くと主要経済指標の発表が無く、手掛かり難の相場展開となっていた。
本日は東京市場までと比べるとポンド相場が穏やかだったことで、各通貨とも値幅は限定的だった。
ポンドドルは1.60挟みの取引が続いていた。
注目されたドル円も、一時90円割れとなったあとは90円台前半での取引に落ち着いた。
◆仏第2四半期GDP確報値、前年比マイナス2.8%へ下方修正 フランスの第2四半期GDP確報値は前年比が-2.6%から-2.8%へと下方修正された。
前期比は+0.3%のまま据え置かれた。
ユーロにとってはネガティブな結果となったが、ユーロ相場の反応は鈍く、1.4680−90レベルから10ポイント程度の下落に留まっていた。
本日のロンドン市場は米経済指標の発表やG20首脳会合の行方を見守る形となり、材料難だった。
仏GDPの発表以外に目立った経済指標の発表は無かった。
◆ジョーダン・スイス中銀理事、スイス高けん制発言も反応薄 ジョーダン・スイス中銀理事は、対ユーロでのスイスフラン高を断固阻止する、とこれまでの発言を繰り返した。
ただ、ロンドン市場ではユーロスイスは1.51近辺で上下20ポイント程度の値動きに留まっており、口先介入の効果はほとんどみられなかった。

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