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【東京市場】ポンド円急落、G20声明草案でドル売りも
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週末の東京市場はポンド円が値動きを主導した。
ポンド円は早朝の取引で約2円の下げを記録。
30分弱で146円台半ばから144円台半ばまで急落した。
ポンド円の急落が波及する形で午前中は円高傾向が鮮明だった。
ユーロ円は133円台後半から132円台半ば、豪ドル円は79円付近から78円台前半、ドル円は91円台前半から90円台半ばまで下落した。
米株安と円高を嫌気し、日経平均が一時300円超の下げを演じたことも円買いを後押ししたとみられる。
ただ、午後に入るとクロス円を中心にショートカバーが入り、円高は一服。
豪ドル円など高金利通貨ペアは対ドルでの上昇も手伝って午前の下げをほぼ回復している。
一方、ドル円は90円台半ばから90円台後半で揉み合うなど反発は限られた。
◆G20声明草案、出口戦略には慎重 きょうは正午過ぎにロイター通信でG20声明草案が伝わった。
声明草案では、景気刺激策の早過ぎる解除を避けることで合意、持続的な回復が確実になるまで強力な政策対応を継続など出口戦略に慎重な姿勢が示されていた。
金融規制については、自己資本基準引き上げや報酬制限で取り組むとしている。
声明草案報道後、為替市場では豪ドルやNZドルなど高金利通貨を中心にドル売りが優勢となった。
豪ドル/ドルは0.86台前半から0.8700付近、NZドル/ドルは0.71台半ばから0.7200付近まで上昇した。
米国の低金利政策が長期化するとの見方が消去法的なドル売りを誘ったようだ。

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