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【東京市場】材料難の中、円買いにシフト
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24日の東京市場は昼過ぎから円買いにシフトした。
材料難の中、ユーロ円の下げが値動きを先導した。
ユーロ円は当初、134円台半ばで揉み合いとなったが、昼過ぎに134円を割り込むと、小規模のストップロスを巻き込む形で133円台後半まで下落した。
ユーロ円の下げが円相場全体で円買いを呼び込み、ポンド円は149円台前半から148円台半ば、豪ドル円は79円台半ばから79円付近、ドル円は91円台半ばから90円台後半まで下落した。
一方、円相場とは対照的にドル相場は方向性に欠けた。
ユーロドルは1.4700付近から1.47台半ば、ポンドドルは1.63台前半から1.63台後半で振幅した。
豪ドル/ドル、NZドル/ドルは水準を切り上げたが、FOMC前の水準を回復するには至っていない。
市場では米国の低金利政策が長期化するとの見方が根強いものの、海外市場で伝わったFOMCの結果は想定内と冷静に受け止める向きが多かった。
◆豪中銀金融安定性報告、金融政策に言及せず きょうは豪中銀が半期に1度の金融安定性報告を発表した。
報告書では豪州の銀行は貸し倒れ損失がさらに増加する可能性があるとしたものの、他の先進諸国の銀行ほど深刻な状況にはないと見方が示された。
また、金融の下振れリスクは過去半年間で大幅に低下したが、状況悪化の可能性は依然として排除できないと慎重な姿勢も示した。
金融政策で具体的な言及がなかっため、報告書に対する市場の反応は乏しかった。

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