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【ロンドン市場】消去法でドル売り、ユーロドルは1年ぶり高値
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22日のロンドン市場はドルが全面安となった。
ロンドン勢が参加すると、欧州通貨を中心にドル売りが活発化し、ドル円も下落した。
ユーロドルは1.47台前半から1.48台前半、ポンドドルは1.62台前半から1.63台半ばまで上昇した。
ユーロドルは昨年9月以来の水準、ポンドドルは9月18日以来の水準を記録している。
この間、ドル円は91円台後半から91円台前半まで水準を切り下げるなど軟調だった。
きょうは欧州株が反発、時間外取引の米株価指数先物も上昇するなどリスク選好の流れが優勢だった。
景気に楽観的な見方が広がる中、低金利通貨であるドルが消去法的に売られたようだ。
一方、円相場はドル相場に翻弄され、値動きはやや蚊帳の外といった雰囲気だった。
ユーロ円は134円台半ばから135円台前半、ポンド円は148円台半ばから149円台前半で推移した。
ユーロ円、ポンド円とも早朝の下げを経て買われたが、上昇の勢いは限られた。
◆NZドル堅調、経常収支の黒字転換で きょうは欧州通貨と並んでNZドルの上昇が鮮明だった。
NZドルは対ドルで昨年8月以来の0.72台、対円で昨年10月以来の66円台に乗せた。
市場では日本時間早朝に発表されたNZの経常収支が話題となっていた。
きょう発表された第2四半期のNZ経常収支は1.24億NZドルと予想外の黒字だった。
経常収支の黒字は2003年第1四半期以来。
NZドルは統計発表後のアジア市場で急伸。
ロンドン市場で一段高となり、対ドルでの上昇幅は約200ポイントに達している。

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