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【東京市場】ポンド安、ポンドキャリーがテーマとの見方も
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週末の東京市場はポンドが値動きをけん引した。
午前の取引でポンドドルは一時1.6360レベルまで下落。
早朝の水準から約100ポイントの下げを演じた。
ポンドドルの下落局面では、ユーロドルや豪ドル/ドルも軟化するなど主要通貨でドル買い気味となった。
ユーロドルは1.47台半ばから1.47割れ、豪ドル/ドルは0.87台前半から0.86台後半まで下落した。
ただ、昼過ぎにはポンドドルの下げが一服。
ユーロドルや豪ドル/ドルは買い戻されている。
一方、円相場は翌週に大型連休を控え、ポンド円を除く通貨ペアの値動きが限られた。
ドル円は91円付近から91円台前半、ユーロ円は134円付近から134円台前半で振幅した。
ポンドドルの下げが波及し、ポンド円は150円付近から149円台前半まで下落した。
18日付の米WSJ紙は、ポンドが新しいキャリー取引通貨になるかもしれないと報じている。
キング英中銀総裁が準備預金金利の引き下げを検討すると表明したことが意識された模様。
総裁は現在0.5%の準備預金金利を大きく変更しないとしているが、市場では追加緩和を巡る思惑が根強い。
◆ポンド悪材料相次ぐ 追加緩和に加え、大手英銀の不良資産問題も きょうはポンドの軟調さが目に付いた。
市場では英中銀による追加緩和観測のほか、英銀大手ロイズが政府の不良資産保証スキームを申請する可能性があるとの英紙報道も嫌気された。
ユーロポンドは0.89台半ばから0.89台後半まで買われ、09年5月以来の0.90台が視野に入っている。

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