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【NY市場】 方向感なく上下動
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17日のNY市場は方向感なく、上下動する動きとなった。
きょう発表になった住宅着工やフィラデルフィア連銀景気指数など、一連の経済指標は強弱まちまちの内容。
フィラデルフィア連銀景気指数は予想を大きく上回る内容だったものの、6ヵ月先の見通しが前回を下回るなど、弱い部分も見え隠れした。
株式市場が始まると、株価らみの展開となったが、株価も利益確定売りムードが強く軟調な展開の中、為替市場ではユーロの利食いが先行する場面も見られた。
ただ、下値も堅く、株価が前日水準に戻すとユーロも戻す動きとなった。
ユーロドルは1.4700-50のレンジを上下動した格好。
ドル円も91円台前半での狭いレンジに終始した。
◆ポンド弱い 株価が利益確定の雰囲気になると、為替市場ではドル買い戻しが強まったが、特にポンドドルの下げが強まった。
ポンドドルは1.6550近辺から1.6430近辺へ下落、ポンド円も149円台に下落している。
終盤にかけ、株価が下げ渋りユーロは戻すものの、ポンドは下値模索の状態が続いた。
英中銀の更なる量的緩和も現実味を帯びている中、リスク回避的な動きが出ると、真っ先に負け組み通貨とも言えるポンドに売りの手が強まるようだ。
◆ユーロ円 強い風をフリーで受け始める ユーロ円は、きょうで4日続伸、一時134.70近辺まで上昇する場面が見られた。
ドル円の下げが、一旦落ち着いてきたことで、ユーロ自体の強い風をフリーで受け始めているようだ。
きょうの上昇で完全に10日線の上を復帰、9月10日高値134.40の突破を試している。
更に強いリバウンド型のチャートを描くには、8月下旬の高値136円突破が必要。
ただ、ドル円下落への警戒は根強く、予断は許さない状況でもある。

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