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【東京市場】円安傾向、日銀は景気判断を上方修正
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16日の東京市場は円安傾向で推移した。
海外市場の流れを引き継ぐ形でクロス円が買われ、ドル円も強含んだ。
ユーロ円は133円台半ばから134円台前半、豪ドル円は79円台前半から79円台後半まで上昇した。
この間、ドル円は90円台後半から91円台前半まで上昇した。
正午過ぎには日銀が政策金利(無担保コール翌日物誘導目標)を0.1%で据え置きとし、景気判断を上方修正したが、為替市場の反応は乏しく、円安水準での取引が続いた。
きょうは米国株の大幅続伸でアジア株が軒並み上昇するなどリスク資産への投資が活発だった。
上海総合指数は反発し、3000ポイントの大台を回復。
日経平均は大幅続伸している。
◆日銀は景気判断を上方修正 正午過ぎに発表された日銀政策金利(無担保コール翌日物誘導目標)は、予想通り0.1%で据え置きとなった。
政策金利の据え置きは全員一致の判断。
日本銀行は声明で、景気判断を「わが国の景気は持ち直しつつある」と指摘。
前回(8月11日)の「わが国の景気は下げ止まっている」から景気判断を上方修正した。
ただ、為替市場の反応は限定的で、円買い要因としては意識されなかった。
◆ポンド買いは鈍い、金利変更巡る憶測で ポンドは対円、対ドルで上昇したが、他通貨に比べ上昇は限られた。
市場では英中銀が緩和的な金融政策を維持するとの見方が強い。
15日にはキング英中銀総裁が銀行融資促進のため、預金準備金利の引き下げを検討していると表明した。
中央銀行に滞留している余剰資金を市中銀行に還流させることで銀行貸し出しの増加が期待されている。
ただ、民間の資金需要が弱い中、還流した資金は貸し出しではなく、英国債購入に向かうとの見方も強い。

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