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【東京市場】豪ドル堅調、ポンド円除き円安気味に
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16日の東京市場はポンド円を除き円安傾向で推移した。
豪ドルを中心に金利水準や金利先高感の強い通貨が買われた。
豪ドル円は78円台半ばから79円手前、ユーロ円は133円台前半から133円台後半まで上昇した。
ドル円は一時91円付近から90円台後半まで軟化したが、クロス円の買いに支えられ、結局は91円台を回復している。
日経平均は円高一服や米国株の上昇を好感し、一時150円超の上げを演じるなどリスク選好の流れが強かった。
一方、ドル相場は欧州通貨と資源国通貨で値動きがやや分かれる形となった。
豪ドル/ドルは0.86台前半から0.86台後半まで上昇する一方、ユーロドルは1.46台半ばから1.46台後半で振幅した。
いずれもドル安水準での取引となったが、現状では金利先高感の強い豪ドルが選好されやすいようだ。
◆ポンド低迷、英中銀はマイナス金利導入の可能性 クロス円が強含む中、ポンドは149円台後半から150円付近で低迷した。
キング英中銀総裁は15日、議会証言で市中銀行が中央銀行に積む準備預金の金利(現在は0.5%)引き下げを検討していると表明した。
これを受け、前日の海外市場ではポンド安が進んだ。
準備預金の金利引き下げ検討は銀行貸し出しを促進するための措置。
準備預金の金利引き下げを実施すれば、中央銀行に滞留している余剰資金の一部が貸出に向かうと考えられている。
同様の措置はすでにスウェーデン中銀が実施している。
スウェーデン中銀は7月、準備預金への付与金利をマイナスとした。
市場は新たな金融緩和策の芽が浮上したとしてポンドを敬遠しつつあるようだ。

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