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米8月小売売上高、予想以上の強い伸び=3年ぶり大幅増
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−第3四半期GDP、プラス成長はほぼ確実に−
【2009年9月16日(水)】 − 米商務省が15日発表した8月の小売売上高(季節・営業日調整後)は前月比2.7%増と、7月の前月比0.2%減(改定前は0.1%減)から再び増加に転じた。
2.7%の増加幅は2006年以来3年ぶりの大幅増で、市場予想の1.9%増も上回り、今後の景気回復の牽引車となる個人消費の先行きに明るさを取り戻す結果となっている。
また、前年比も5.3%減と、7月の同8.5%減から減少幅が改善した。
エコノミストは、この強い結果を受けて、GDP伸び率は、第2四半期(4-6月)の前期比年率−1%から第3四半期(7-9月)には1年ぶりに小幅のプラス成長になるのはほぼ確実と見ている。
また、この日は、ベン・バーナンキ米FRB(連邦準備制度理事会)議長もワシントンで講演し、その中で、「失業率が依然高い」としたものの、「(1930年代以来60年以上ぶりといわれる)今のリセッション(景気失速)から抜け出した可能性がかなり高い」と述べたことから、米株式市場では株価が急騰した。
15日のダウ工業株30種平均は、前日比56.61ドル(0.6%)高の9683.41ドルと、昨年10月6日の9956ドル以来11カ月ぶりの高水準まで上昇している。

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