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【NY市場】ドル売りの流れ変わらず
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10日のNY市場、序盤は乱高下する場面が見られたものの、動きが一巡すると、再びドル売りの動きとなった。
スイス中銀のドルスイスでのレートチェックの噂などでドル買いが強まり、ユーロドルは一時売りが強まった。
しかし、株式が堅調に推移したこともあり、次第にユーロが買い戻される中、後半にかけては、再びドル売り優勢の展開となった。
流れは変わらずといったところ。
注目された30年債の入札は好調な内容だったものの、それによる長期債利回りの下げの方がドル売りを誘った面も。
ユーロドルは一時1.4510近辺まで下落する場面もあったが、1.4600近くまで戻す動き。
ドル円は91円台後半での小幅な値動きが続いたものの、終始じり安の展開が続いた。
◆スイス中銀のレートチェックの噂でユーロドルが乱高下 NY序盤に突如、スイス売りが強まった。
特に対ドルでスイスは下落、ドルスイスは急上昇した。
ユーロスイスも上昇したものの、反応は一時的。
スイス中銀からコメントは出ていないが、市場ではスイス中銀によるドルスイスでの介入もしくは、レートチェックとの噂が広まり、ドル買い戻しを全体的に波及させた。
ユーロドルも1.46台から1.4510近辺まで急速に下落。
これをきっかけにアジア系中銀の利益確定売りが断続的に出たとの指摘も。
ただ、動きが一巡すると急速に買い戻されるといった乱高下が見られた。
◆カナダ中銀、ポジティブな声明も反応限定的 カナダ中銀が政策金利を発表。
現行の0.25%に据え置いた。
声明では、成長は09年下期に前回の予想以上の伸びと指摘し、上方修正も示唆したが、これ自体の反応は軽微だった。
むしろ、カナダはユーロを追随した動きに終始した。

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