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【NY市場】原油急騰でユーロ買い強まる
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8日のNY市場は全体的にはドル売りが優勢の展開となった。
その様な中、特にユーロの強さが目立っている。
きっかけは商品市場で原油が急騰したことや、株価も上値は重かったものの、底堅く推移したことで、リスク選好の動きも見られた。
終盤は伸び悩んだものの、ユーロドルは一時昨年12月以来の1.45台に上昇している。
先週末のG20では特に討議にはならなかったが、外貨準備の問題や、英中銀が慎重姿勢を強く示す中、安定感のあるユーロに資金が向かったようだ。
◆オバマ大統領 不均衡を回避し、持続可能な成長必要 オバマ米大統領が今月の24、25日に開催されるG20金融サミットに向けて声明を発表し、過去の不均衡を回避しつつ持続可能な成長の基盤を築く必要があるとの考えを示した。
また、金融危機再発を防ぐ規制を策定すべきとの考えも示している。
為替市場の反応は限定的だったが、株式市場での金融株の動きに絡んで、この先留意したい内容ではある。
特に金融の不透明感が根強いポンド。
◆入札は無難に通過 きょうの米3年債入札結果は最高落札利回りが1.487%、応札倍率は3.02倍(前回2.89倍)となった。
380億ドルと過去最大規模だったが、応札倍率は昨年11月以来の3倍超、海外中銀なども含まれる間接入札比率も54.22%と高水準で、好調な入札結果となった。
債券市場では発表後、利回りは低下したが、為替市場の反応は限定的となっている。
明日、明後日の10年、30年債の入札も控えており、ドル軟調地合いから、なお注意は必要。
◆ユーロ円、10日線突破し、21日線付近へ ユーロ円はNY時間に入って、上げ幅を広げ、133円台後半に上昇している。
目先は前日の高値133.90を突破し、134円台を回復できるかどうか注目。
きょうの上昇で10日線を突破してきており、本日134.10付近にある21日線を目指す動きとなっている。
完全に突破できるようであれば、136円台までも戻りも視野に入り、注目ポイントに来ている。
ドル円はドル売りと円売りに挟まれ、92円台前半での一進一退が続いた。

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