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【ロンドン市場】欧州株堅調、ドル安・円安水準維持
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週明け7日のロンドン市場は、欧州株が堅調に推移したことで、ドル安・円安の動きが維持された。
ドル円は93.30レベルへと高値を伸ばした。
ユーロ円は134円手前、ポンド円は153円台前半へと東京市場の高値を更新した。
前週末の米雇用統計は強弱まちまちだったが、NY株式市場はこれをこなして上昇、ダウ平均は約1%高で引けていた。
週明けの東京およびアジアの株式市場も堅調推移となり、リスク回避色は薄れた。
英FT指数は約1.5%高となった。
ただ、ロンドン中盤からは米国・カナダがレーバーデーで休場となることから調整の動きもみられて、ドル安・円安水準での静かな取引へと落ち着いた。
ドル円は一時93円割れとなる場面もあったが値動きは東京市場安値水準までに限定された。
ユーロ円は133円台前半、ポンド円は152円台後半で推移した。
ドル相場は、ドル安推移が続き、ユーロドルは1.43台前半から半ば、ポンドドルは1.63台後半から1.64台前半での取引だった。
カナダドルが特に堅調に推移し、ドルカナダは1.08台半ばから1.07台半ばまで下落した。
原油先物の上昇も好感された模様。
尚、唯一の経済指標発表となったドイツ製造業受注は、予想を上回る結果だったが、市場の反応は見られなかった。
◆英紙、英中銀がゼロ金利も視野に 週末に英ガーディアン紙が英国はゼロ金利を視野に入れる可能性もある、と報じていた。
また、スイス銀行大手UBSの、英中銀金融政策委員会で一層の資産買取拡大が検討される、との見通しも報じられた。
今週10日には英中銀金融政策委員会が開催されることから、さまざまな観測が流れていた。
ただ、ポンド相場の反応は目立たず、ユーロポンドは0.87台前半での揉み合いが続いた。
◆トリシェECB総裁、世界経済は最悪期を脱した BIS会議の終えてトリシェECB総裁の会見が行われている。
世界経済は最悪期を脱して安定化の兆候、経済指標は予想を上回るものが増えている、回復には依然として不透明性があり注意すべき、金融市場は完全には正常化していない、銀行の自己資本規制の強化が重要、など。
内容は、依然として慎重な面をみせているが、世界経済の底入れを宣言する前向きの面が強い。
ただ、北米市場の休場で、市場の反応も薄かった。

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