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【NY市場】欧州通貨の買い戻し 米雇用統計の反応一時的
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4日のNY市場は欧州通貨、資源国通貨の買い戻しが続いた。
雇用統計発表直後にプライスは上下動。
その後、ドル買いが優勢となったものの、NY株式がショートカバーから上げ幅を拡大したことで、為替市場も、欧州通貨や資源国通貨の買い戻しが膨らんだ。
3連休を控えていることもあって、後半は膠着した状態となったものの、ユーロドルやポンドドル、クロス円は、本日の高値圏で終えている。
◆米雇用統計の反応一時的 判断は次回以降に 米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)は予想ほど減少しなかったものの、失業率は9.7%まで悪化した。
甲乙つけ難い内容で、発表直後は上下に乱高下する動きとなったが、今回の雇用統計は、悪化は鈍化傾向にあるが、回復にはもうしばらく時間がかかるという市場や当局者のコンセンサスをを概ね裏付ける内容ともなり、反応は一時的に留まっている。
判断は次回以降ということのようだ。
◆G20は特に反応限定的か 本日から2日間に渡って、ロンドンでG20財務相会合が開かれている。
G20に向けた各国の要人発言を聞いた限りでは、金融機関の幹部の巨額報酬問題以外は、特に市場に大きく影響しそうな材料も無さそうだ。
景気は底打ちを確認したものの、慎重姿勢は堅持し、出口戦略も協議はするが、実行は時期尚早というのがコンセンサスになりそうだ。
また、外貨準備におけるドルの問題についての協議は無く、いずれ考え直す必要はあるが、直近の懸案事項ではないとの認識で変化は無さそうだ。
ロシアのクドリン財務相もその旨の発言をしていた。
市場の反応は限定的になりそうだ。

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