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【ロンドン市場】カナダ急伸、強い雇用統計で
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週末のロンドン市場ではカナダドルが急伸した。
日本時間20時に発表された8月のカナダ雇用統計がカナダ買い要因となった。
雇用統計で雇用者数が前月比2.71万人増と予想外の増加を示し、失業率が8.7%と市場予想(8.8%)ほど悪化しなかった点が好感された。
統計発表後、ドルカナダは1.09台後半から1.09台前半まで下落し、カナダ円は84円台半ばから85円付近まで上昇した。
ロンドン時間早朝の水準と比べ、ドルカナダは約100ポイントの下落、カナダ円は約100ポイントの上昇を記録している。
◆欧州株上昇で円安傾向 きょうは欧州株の上昇したことでリスク選好型の円売りが優勢だった。
ドル円は92円台半ばから92円台後半、ユーロ円は132円付近から132円台後半、豪ドル円は77円台半ばから78円台前半まで上昇するなど底堅い展開が続いた。
ただ、米雇用統計を見極めたいとの見方も強く、円売りは緩やかなものにとどまった。
◆ユーロドル、ポジション調整で振幅 ユーロドルは1.42台半ばから1.42台後半で振幅した。
米雇用統計を見極めたいとの見方からポジション調整が主体だった。
きょうはトリシェECB総裁の発言が伝わっている。
総裁は危機終了宣言は時期尚早とし、経済は依然として不透明と先行きに慎重な見方を示した。
発言は前日の会見を概ね踏襲した内容。
金融緩和政策の長期化を示唆していた。

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