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【NY市場】株価大幅安でリスク回避の動き
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1日のNY市場はリスク回避の動きが強まった。
要因は株価の大幅下落。
きょう発表になったISM指数や住宅指標は強い内容で、発表前後はポジティブな反応も見せたものの、株価の戻り売りが強く、ダウ平均も下げ幅を拡大する中で、為替市場もリスク回避的な動きに呑み込まれた。
欧州通貨、資源国通貨が下落。
円相場も円買いの動きが見られ、ドル円は92円台に下落、ユーロ円は131円台、ポンド円は150円を一時割り込んだ。
ユーロドル、ポンドドルも下落。
◆資源国通貨が弱い カナダは政局不安も 豪ドル、カナダといった資源国通貨の下落が目立った。
対ドルのみならず、対欧州通貨でも相対的に軟調な動き。
原油も一時68ドルちょうどまで下落する中、リスクに最も敏感で、それに対するベータ値(連動性)が高くなっている資源国通貨は真っ先に売りが強まった。
また、カナダは政局不安も台頭。
カナダの野党自由党が、これまでハーパー首相率いる与党保守党と伴に、政権をサポートしてきたが、これ以上支持できない状態にあるとの党要人の発言も伝わっており、イグナティエフ党首が明日表明する見込みだという。
ハーパー首相率いる保守党は先の下院選挙で、議席数を伸ばし第1党となったものの、過半数を占めておらず、第2党の自由党が支持し、ハーパー政権を安定させていた。
◆ユーロも、やむを得ずロング解消 きょうのリスク回避の動きは安定感のあったユーロも影響を回避することはできなかったようだ。
ユーロドルは1.43台を維持してNY時間に入ってきたものの、売りが強まり、サポートラインを次々ブレイク、ストップを巻き込んで下落した。
今週はECB理事会を控え、GDP見通しの上方修正期待も一部には出ている。
ただ、急速な下げに、テクニカル的にも、やむを得ずロングポジションを解消せざるを得なかったといったところか。
ユーロドルは一時1.41台まで下落した。

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