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【ロンドン市場】ポンドが値動き主導、英景況感で思惑
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ロンドン市場ではポンドが値動きを主導した。
ロンドン勢の参加直後はポンド買いが先行した。
8月の英製造業PMIが6ヵ月連続で改善するとの見方がポンド買いを誘発した。
ポンド円は151円台半ばから151円台後半、ポンドドルは1.62台後半から1.63台後半まで上昇した。
ポンド円の上昇局面では欧州通貨を中心に円安が進んだ。
ユーロ円は133円台半ばから134円台前半、ドル円は93円付近から93円台前半まで強含んだ。
ただ、日本時間17時30分に8月の英製造業PMIが発表されると値動きは一変した。
8月の英製造業PMIは49.7。
市場では51.5になると見込まれていた。
発表後は事前に進んでいたポンド買いの巻き戻しが加速した。
ポンド円は151円付近、ポンドドルは1.6200付近まで急反落し、前半の上げを打ち消した。
ポンドドルの下げが波及する形でユーロドルも下落した。
ユーロドルは一時1.43台を割り込み、ロンドン前半の高値から約100ポイントの下げを演じた。
◆豪ドル低迷、10月利上げ説は後退 豪ドルは冴えない展開が続いた。
ロンドン市場では対ドルで0.83台半ば、対円で77円台後半まで下押しした。
東京市場で発表された豪中銀声明が尾を引いているようだ。
市場の一部で10月の利上げを見込む専門家もいたが、声明では当面の間、政策金利は現行の緩和的水準が適切との見方が示されていた。
ただ、当分の間がどの程度の期間を示すかは不明。
2-3ヶ月程度から半年程度まで市場の見方は様々。
経済の回復基調が鮮明となれば、年内利上げに踏み切る可能性も依然として残されている。
年内の豪中銀理事会はあと3回。
10月6日(火)、11月3日(火)、12月1日(火)に予定されている。

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