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【NY市場】株価軟調でリスク回避的な動きも
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28日のNY為替市場はリスク回避的な動きが強まった。
朝方発表になった経済指標は消費の底堅さも示す内容だったものの、特に大きな反応も見せず、株式市場が軟調に推移していたことで、リスク回避的な動きが優勢となった。
特に終盤になって、前日大幅に上昇したユーロに利益確定売りが強まった。
ユーロドルは一時1.42台、ユーロ円は133円台に下落している。
◆ユーロ下落、イラン問題も売り誘発 NY時間の午後になって、急速にユーロの売りが強まった。
前日の急伸から、利益確定売りが強まったこともあるが、イラン核開発問題も影を落としているとの指摘も。
IAEA(国際原子力委員会)は、イランが核開プログラムが拡大を続けていると報告。
IAEAの協力に対しても、拒否し続けているという。
報告ではイランのウラン濃縮は軍事目的である可能性を排除できないと指摘している。
また、一部報道でUAEがイラン経由で北朝鮮に向かう船を拿捕したとの報道もあり、リスク回避的なユーロ売りを誘発したとの指摘も。
◆カナダ全面安 ロングポジション解消の動き強まる カナダの軟調さが目立った。
売りが強かったユーロに対しても軟調な展開を続け、全面安といった様相。
原油は続伸しており、序盤は買い戻しが強まっていたものの、戻り売り圧力が強い。
特にカナダ固有の悪材料は無かったが、ロングポジションの積み上がりも懸念され、解消の動きが強まったようだ。

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