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【NY市場】利益確定先行も、後半に戻り強まる
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27日のNY市場は利益確定売りが先行したものの、後半は戻す動きとなった。
朝方発表された、GDP改定値や新規失業保険申請件数は予想を上回る内容だったものの、反応が一時的だったことから、逆に利益確定を確信させた面も。
ただ、後半になって、8500ドルを割り込んだダウ平均や、70ドルを割り込んだ原油が急速に買い戻されたことから、為替市場も戻す動きとなっている。
ユーロドルはショートカバー加速、断続的にストップを付け8月7日米雇用統計発表時以来の1.44台を付けている。
ドル円は93.20近辺まで一時下落している。
◆ポンドは下げ一服も、軟調な雰囲気は続く ポンドドルはNY時間の後半になって買い戻されたものの、やはり弱い動きが続いている。
ロンドン時間に発表になった8月の英ネーションワイド住宅価格は前月比1.6%と4ヵ月連続で上昇、英住宅市場の回復を裏付ける内容となっている。
ただ、市場では英中銀の慎重姿勢が依然として気掛かりとなっており、好調な経済指標に素直に反応できない状況でもある。
きょうは一時1.6150近辺まで下落し、心理的節目でもある1.60の水準が視野に入ってきた。
すでにボリンジャーバンドの下限にも到達しており、バンドを下に広げる形で下値を目指して行くか注目される。
1.60をブレイクするようならば、7月9日以降の三尊天井が完全に形成され、更に下げトレンドを強めそうだ。
◆ユーロポンド、M&Aに絡んだ買い観測、一方で明日終了との観測も ユーロポンドは本日で7連騰。
このところの買い優勢の展開が本日も続いており、6月5日以来の0.88台に上昇している。
M&Aに絡んだ買いが続いており、実需がきょうも押し上げているとの噂も聞かれた。
ただ、明日は月内受渡最終日で、M&Aに絡んだフローも終了するのではとの観測も一方ではあるようだ。
ただ、ECBと英中銀の温度差が、更に押し上げるとの見方も強い。

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