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【NY市場】強い米住宅指標も、利益確定に押される
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26日NY為替市場は利益確定が優勢となった。
きょう発表に米住宅指標が強い内容だったことで、リスク選好型の動きが出る場面も見られたものの、リスクのバロメーターになっている原油市場が米週間石油在庫統計発表後、ガソリン在庫の減少などから買い戻されたものの、戻り売り圧力も強く、再び下値模索となったことから、為替市場も利益確定が続いた。
終盤にかけて株価がプラス圏を維持していたことから、戻す動きも見られたものの、戻りも限定的となった。
ユーロドルは一時1.4210近辺まで下落。
ユーロ円も133円台に一時下落している。
◆ユーロも利益確定売り ただ、期待感は高い 安定感のあったユーロも、流石にきょうは利益確定売りが優勢の展開となった。
NY時間に入って対ポンドでも、ロンドン時間の上げ幅を失っており、0.88台に上昇していたユーロポンドは一時0.8760近辺に下げている。
ただ、ユーロへの期待は高く、来週のECB理事会では、金利は据え置かれるものの、このところの強い指標から、ECBスタッフによるGDP見通しは上方修正されるとの見方も強い。
6月時点でのGDP見通しは09年に最大5.1%のマイナス成長を見込み、また、2010年も-1.0%から+0.4%と予想していた。
ただ、4-6月期のGDP速報値は前年比-4.6%と、1-3月期から改善を見せ始めており、ドイツやフランスは前期比で、予想外のプラス成長だったことからも、上方修正の可能性は高そうだ。
ただ、金融機関の脆弱さを考慮すると、1年物資金供給オペなど非伝統的措置を解除する出口戦略までは、なお長い道のりになりそうだ。
◆資源国通貨、利益確定売り強まる カナダ、豪ドルといった資源国通貨の下げが目立っている。
対ドル、対円のみならず、対欧州通貨でも軟調な動き。
原油下落が主因だが、全体的に市場は利益確定の動きが強まっており、次の一手は利上げとの見方から、買いが強まっていた豪ドルも、利益確定売りの動きが集中したようだ。
豪ドル円は一時77.75近辺、カナダ円は85円台に下落している。

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