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【NY市場】強い指標も、原油急落で後半巻き返される
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25日のNY為替市場、ケースシラー住宅価格や消費者信頼感指数がともに予想を上回る強い内容だったことや、バーナンキFRB議長の再指名が決まったことで、序盤はリスク選好的な動きが先行した。
ドル円は一時94.60近辺、ユーロドルも1.4360近辺まで上昇したものの、後半にかけ、原油が利益確定売りで急落したことから、株価も伸び悩み、為替市場も朝方の動きを巻き返す動きとなっている。
◆原油急落でカナダ下げ幅拡大 副総裁のカナダ高けん制発言も きょうは資源国通貨の下げが目立った。
原油が利益確定売りで急落したことから、特にカナダ売りが強まり、ドルカナダは1.08台に上昇、カナダ円は87円をブレイクし、86.50近辺まで下落している。
カナダ中銀のレーン副総裁が、カナダの景気後退は終了したように思えるが、カナダ高は警戒されると発言したことも、カナダ売りを誘ってた面も。
◆弱いポンドに真っ先に影響 原油急落をきっかけに、NY時間の後半かけリスク回避的な動きも強まったが、ポンドはその動きを真っ先に受けている。
ポンドドルは1.64台を維持できず、一時1.6330近辺まで下落、ポンド円も153.50近辺まで下落している。
金融不安が根強く、伸びない貸出に、英中銀は慎重姿勢を崩していない中、最も弱い通貨となってしまったポンドに一番に影響が行くようだ。
ビーン英中銀副総裁の講演が行われていたが、英中銀の資産購入策の効果は徐々に現われてきていると述べ、量的緩和が、有ると無いとでは、英国債の利回りは50から75ベーシス違うとも語っっていた。
反応は限定的。

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