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【NY市場】終盤にかけドル買い・円買いの動き
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24日のNY為替市場は、特に目立った材料も無く、全体的には小動きの展開の中、終盤にかけて、ドル買い・円買いの動きが見られた。
先週末のバーナンキFRB議長の発言などで、市場の景気回復期待は、より確かな物となってきているが、このところの上昇から、きょうは一服感も出ていたようだ。
株価も利益確定売りに押される中、為替市場ではドル買い・円買いの動きが優勢となっている。
◆ポンド軟調目立つ ポンドはNY序盤から売りが優勢となり、対ユーロでも下落しており、ポンド売りが目立つ展開となっている。
英中銀は、他国以上に金融緩和措置を長く続けるのではとの見方が市場に根強い。
ロンドン時間に発表になった6月のユーロ圏製造業新規受注は前月比3.1%と、市場予想の1.8%を大きく上回った。
プラス成長は3ヶ月ぶりで、上昇率は07年12月以来の上げ幅となっている。
ただ、英国はマイナスで、EU27カ国全体では0.4%減となっており、足並みは揃っていない。
この辺もユーロとの格差が出ていた要因のようだ。
ポンドドルは一時1.64を割り込む場面も。
ユーロポンドは4日続伸となっている。
◆ドル円、95円の壁は厚い ドル円は、序盤は買いが優勢となったものの、後半は米国債利回りが低下したことで、売りが優勢となった。
一時95円台を回復していたものの、94.40/50水準に押し戻されている。
景気回復期待から買いも入るものの、95円を超えると本邦勢の売りが厚く観測されていることもあり、上値には慎重なようで、95円の壁は厚そうだ。

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