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【ロンドン市場】ドイツ景況感の改善でユーロ高に
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21日のロンドン市場前半の取引、ドイツの製造業および非製造業PMIが大幅に改善したことでユーロ買いが強まった。
序盤は、中国株が下げ渋ったことや欧州株がプラス圏から始まったことで、ドル円、クロス円に持ち直しの動きがみられた。
ドル円は93円台半ばから後半へ、ユーロ円は133円割れ水準から133円台前半へと買い戻された。
ドイツPMIが発表されると一気にユーロ買いが強まった。
ユーロドルは1.42台半ばから1.43台乗せへと上昇して本日の高値を更新。
ユーロ円も133円台前半から134円台前半へと買われた。
ユーロ円に連動してドル円も94円乗せとなる場面があった。
また、ドルカナダは序盤に1.09台半ばまで上昇して始まった後、一気に1.08台前半まで軟化。
72ドル台から73ドル近辺へと上下動する原油市況に連動した。
ポンドは対ユーロで軟調だったほかは堅調で、ポンドドルは1.64台前半から1.65近辺へ、ポンド円は154円近辺から155円台に乗せる動きをみせた。
強い経済指標や株高に支えられ、全般的にリスク回避色が弱まっていった。
ただ、中盤からは米住宅指標の発表を控えて調整の動きもみられて、動きは一服した。
ドル円は93円台後半と頭の重さが確認された格好だった。
◆8月のドイツ非製造業PMIが50超え、改善著しい 東京時間16:30に発表された8月のドイツ製造業および非製造業PMIはいずれも市場予想を上回る改善を示した。
製造業PMIは49.0と、市場予想の47.0に対して強い結果となった。
7月の45.7から大幅に改善、景況判断の基準である50に迫った。
また、非製造業PMIは54.1と景況判断が上向きに転じた。
50を上回るのは2008年9月以来となった。
市場予想48.6および7月の48.1から一気に上昇した。
前後して発表されたフランスおよびユーロ圏の製造業および非製造業PMIのデータも改善しており、ユーロ圏経済の景況感回復の流れが鮮明になった。

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