スポンサーリンク |
【NY市場】米経済指標は強弱まちまち、手掛かり難
- 記事詳細
-
20日のNY市場ではドル売り・カナダ買いの動きが見られたものの、この日発表された米経済指標が強弱まちまちだったことで、全体的には値動きが限られた。
この日発表された米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数は予想を上回った。
米フィラデルフィア連銀景況指数は08年9月以来に分岐点となるゼロを超え、予想以上の改善だった。
ただ、反応は一時的。
米CB景気先行指数は事前予想並みだった。
米株式市場は堅調だったものの、円売りの反応は鮮明ではなかった。
ポンドはロンドン市場で下落した流れを引き継いだものの、ドル売りの動きがあったことで、ポンドドルはこの日の安値からは離れた。
◆クロス円は底堅いものの、ドル円は方向感無し ドル円は弱い米失業統計を受けて93.80台まで下落後、米フィラデルフィア連銀景況指数が予想を上回り、94.40水準まで反発。
その後は、94円台前半を中心に方向感無く推移した。
クロス円はカナダ円が堅調に推移したほか、ポンド円を除き、その他のクロス円は底堅い動きだった。
カナダ高の動きを受けてカナダ円は85.40水準まで下落後、86.60レベルまで反発。
ユーロ円は133.40水準から134円台前半でしっかりと推移した。
ポンド円は154円台半ばから156円台ちょうど付近まで反発したものの、ドル円やポンドドルの上値が重く、頭が抑えられた。
◆大口のカナダ買い観測、その他は値動き限定 ドルカナダは1.1000ちょうど付近から1.08台後半までドル安・カナダ高推移。
NY原油10月限は軟調に推移したが、大口のカナダ買い観測があった。
ユーロドルは1.4200ちょうど付近から1.4270台までしっかりと推移したものの、手掛かりに乏しい中、上値が抑えられた。
ポンドドルは1.64台後半から1.65台序盤まで水準を切り上げた。
ただ、英財政懸念からロンドン市場で下落した流れを引き継ぎ、戻りは鈍かった。

スポンサーリンク |