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【NY市場】弱い米小売売上高受けて円高
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13日のNY市場では、弱い米小売売上高を受けてドル円やクロス円が軟調に推移した。
米新規失業保険申請件数が市場予想に反して増加したことも重石だった。
ロンドン午前に発表されたユーロ圏やドイツの第2四半期GDPが強く、ユーロ高・ドル安の流れがあった中、弱い米経済指標を受けたリスク回避パターンのドル高は限定的。
オセアニア通貨も対ドルで底堅い動きだった。
この日行われた米30年債の入札(150億ドル)が好調だったことで利回りが低下し、ドル売りの反応となる場面もあった。
米主要株価指数は前日終値を挟んでもみ合った。
◆弱い米小売売上高や米利回り低下がドル円を圧迫 ドル円は96円台前半から95円ちょうど付近まで下落。
弱い米小売売上高や市場予想に反して増加した米新規失業保険申請件数を受けて軟調に推移した。
米30年債の入札結果を受けて利回りが一段と低下した場面ではドル売りが強まった。
終盤にかけては95円台前半でもみ合った。
クロス円はドル円の下落を受けて円高推移。
米利回りは低下したが、米株式市場は方向感が無く、原油は上昇しており、リスク回避のパターンにはっきりと当てはまらなかった。
ユーロ円は137円台後半から135円台後半まで、ポンド円は160.30台から157円台半ばまで反落。
◆リスク回避のドル買い限定、ユーロドルは底堅い展開 ユーロドルは1.42台半ばから1.43台前半でしっかりと推移。
ロンドン午前に発表されたユーロ圏やドイツのGDPが好感された流れを引き継いだ上、ユーロポンドの反発もユーロドルをサポートした。
米小売売上高など弱い米経済指標もユーロドルをサポート。
ポンドドルはNY朝方に1.6660台まで上昇しこの日の高値をつけた後、ポンド円の軟調推移やユーロ買い・ポンド売りの動きから、1.65台半ばまで押し戻された。
ただ、リスク回避のドル買いが限られた中、NY午後は1.65台後半でもみ合った。
ドルカナダは1.08割れから1.09付近まで反発した。
NY原油先物は伸び悩んだが続伸して引けた。

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