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【東京市場】小動き、FOMC通過で材料難
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13日の東京市場は、前日の米FOMCのイベントを通過して材料難だった。
円相場主導の相場展開だったが海外市場のレンジを抜けることなく静かな取引が続いた。
東京市場がお盆休みで取引参加者が少ないことも取引を手控えさせていた。
ドル円は前日のNY終値水準である96円近辺を中心に上下20ポイント程度のレンジに留まった。
序盤はNY株の上昇を受けて日経平均が堅調だったことから96円台前半での底堅い推移だった。
しかし、仲値過ぎに輸出や米国債償還・利金円転関連の取引が観測されたことや、中国株が軟調に始まったことで円高圧力がみられた。
ドル円は一時95.80レベルまで下押しされた。
ただ、香港株などその他アジア株が堅調だったことや、日経平均も100円超の上昇と一段高になったことで円買いの動きは限定された。
中国株は午後の取引で下げ幅を縮小して始まり、ドル円は96円台に戻した。
クロス円も同様の値動きでユーロ円は136円台、ポンド円は158円台中心の上下動に終始した。
◆オセアニア通貨、底堅い推移 NZドルは対円で64円台前半から後半へ、対ドルでは0.67台前半で緩やかに上昇する動きだった。
朝方には7月のビジネスPMIが49.7と発表され、前回の46.5から上昇していた。
一方、7月の食品価格は前月比+0.6%と前回6月の+2.8%から伸びが鈍化していた。
また、ムーディーズがNZ銀行システムの見通しを弱含みに据え置いた、との報道もあったがNZドル売りの反応は限定的だった。
豪ドルもNZドルと同様にジリ高の動きが続いた。
豪ドル円は80円割れ水準から80円台前半へ、豪ドル/ドルは0.83台前半から後半へと上昇した。
中国経済との連関性が強い豪経済にとっては、中国株動向が気になるところ。
前日に大幅安で引けた上海総合指数の反発力は弱く、不安定な値動きが続いたが、豪ドル相場への影響は限定的だった。
その他の株式市場は堅調推移となっており、リスク許容度の上昇がオセアニア通貨を支えた。

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