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【NY市場】FOMC声明は微調整
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12日のNY市場では米株式市場の反発を受けて序盤から円売りとドル売りが進んだ。
注目されたFOMC声明では、国債買い入れの金額が据え置かれ、期間が延長された。
買い入れ終了時に向けて円滑な移行を促すためとされた。
FOMC声明発表後、声明の内容は市場予想の範囲内だったものの、発表までに円売りやドル売りが進んだ反動から、ドルや円が買われる場面もあった。
ただ、米株式市場が上値を伸ばした中、円買いやドル買いは続かず、FOMC声明の発表前後で主要通貨ペアは往来する格好となった。
FOMC声明の内容は、国債買い取りの増額は無いとの市場の見方を後押しするものだった。
景気見通しについて大きな変更はなかったが、経済活動は底入れしつつあると示唆され、やや上方修正された。
金融市場の状況は一段と改善したとの認識も示された。
インフレ見通しは、コモディティ価格は上昇しているものの、資源のたるみは残っており引き続き抑制されるとの判断が据え置かれた。
◆株高で円売り進む、FOMC声明発表後は値動き荒れる ドル円は米株式市場の堅調推移を受けて95円台後半から96円台前半まで上昇。
FOMC声明発表後、ドル買いが強まると96.70台後半まで上げ幅を拡大したが、クロス円の下げが強まったことで95円台後半まで反落。
ただ、FOMC声明の内容が市場予想からそれほど外れなかったことで次第に値動きは収束し、FOMC声明発表前の値位置に落ち着いた。
クロス円は米株式市場の上昇を受けて円売りが強まった後、FOMC声明を受けて上下に振幅がきつくなる場面もあったが、株高を受けた円安の流れは変わらなかった。
ユーロ円は135円台半ばから137円ちょうど付近まで上昇。
FOMC声明の発表を受けて上下に値動きが荒くなったが、136円台前半で次第に値動きは落ち着いた。
ポンド円は157円台前半から159円台半ばまで上昇後、158円台前半へ押し戻された。
◆FOMC声明発表後は一時的にドル買い強まる ユーロドルは米株式市場の反発を受けて1.41台前半から1.42台半ばまで上昇。
FOMC声明の発表後、発表までのドル安推移を受けて一時的にドル買いが強まった。
ただ、米株式市場が上値を伸ばした中、ドル買いは続かず、100ポイント程度の値幅で往来する格好となった。
ポンドドルは1.64台前半から1.65台半ばまで反発。
FOMC声明発表後、値動きが荒くなったものの、終盤にかけて1.67割れ水準で値動きは落ち着いた。
ドルカナダは1.10台半ばから1.08台半ばまでドル売りが進んだ。
その後は1.08台後半を中心に推移。

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