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【ロンドン市場】調整主体、欧州株軟調で円買いに
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11日のロンドン市場は調整が主体だった。
欧州株が力強さを欠く展開となったことでリスク選好型の円売りに巻き戻しが入った。
ドル円は96円台半ばから96円台前半まで売られ、東京市場の安値96円台半ばを割り込んだ。
ドル円同様、クロス円も水準を切り下げた。
カナダ円は88円付近、NZドル円は64円台後半まで下押しした。
ロンドン時間早朝の水準と比べ、カナダ円は約1円、NZドル円は1円弱の下げを演じた。
ユーロ円や豪ドル円は東京市場の安値割れを回避したが、戻り売りに押されるなど軟調だった。
一方、ドル相場はまちまち。
ユーロドルは1.41台前半から1.41台後半まで買われたが、NZドル/ドルは0.67台半ばから0.6700付近まで下落した。
◆ポンド、四半期インフレ報告への警戒感強い ロンドン市場前半はポンド売りが優勢だった。
ユーロポンドは0.85台後半から0.86台前半まで上昇、ポンドドルは1.6500付近から1.64台前半まで下落した。
東京市場で発表された英小売統計(BRC調べ)、英住宅価格(RICS調べ)は改善が確認されたものの、ロンドン市場でのポンド買いには結びつかなかった。
市場では明日発表される英中銀四半期インフレ報告を警戒する見方が出ていた。
なお、ロンドン市場で発表された英経済指標はまちまち。
6月の英貿易収支は予想以上の赤字となったが、6月の英DCLG住宅価格はマイナス幅が大きく縮小した。
経済指標に対する反応は乏しかった。

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