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【東京市場】円安圏で調整の動き、ドル円97円台前半へ
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10日週明けの東京市場は、各通貨円安水準で推移しながら調整の円買いがみられた。
前週末の海外市場では、7月の米雇用統計が予想以上に改善したことでドル円が2円超の上昇となるなど、リスク選好に動きが強まった。
ただ、週明けの市場はイベント終了で材料難の展開が続いた。
利益確定の動きや輸出の円買いなどに上値を押さえられて、ドル円・クロス円が小安い取引となった。
ドル円は97円台後半から97円手前まで、ユーロ円は138円台後半から138円割れまで軟化する場面があった。
ただ、日経平均やアジア株が堅調に推移したことで円買いの動きも落ち着き、結局は円安水準での振幅に留まっていた。
ユーロドルなどドル・ストレートの通貨ペアは週末からのドル高水準で揉み合った。
ユーロドルは1.42近辺で膠着。
◆豪住宅ローンは伸び悩みも、豪ドルは底堅い推移 6月の豪住宅ローンは前月比+1.1%の伸びに留まり、市場予想の+1.8%および5月の+2.2%の届かなかった。
ローン件数は、新築住宅の伸びがマイナスになったほか、中古住宅の伸びも+1.0%と5月の1.8%から鈍化した。
ただ、豪ドルの反応は鈍く、豪ドル円は81円台半ばから後半、豪ドル/ドルは0.83台後半から0.84近辺と底堅い推移。
明日発表される一連の中国経済指標への期待感があるとの見方があった。
◆英紙、英中銀インフレ報告で成長率予測を下方修正へ 週末の英紙テレグラフによると、12日に発表される英中銀インフレ報告では、成長率予想を下方修正、債務デフレに陥る可能性が指摘される模様。
英中銀は6日に量的緩和策の拡大を発表したが、この理由として景気見通しの悪化およびデフレリスクが指摘されるとの見込み。
ポンド相場は、東京午前は特段の反応を示さず、ユーロポンドは早朝から0.85近辺での取引が続いた。
ロンドン早朝にかけてややポンド売りの兆候が見え始め、材料視されてきた可能性がある。
1.67台を回復していたポンドドルは再び1.66台後半へと反落している。

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