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【NY市場】強い米雇用統計受けて円安・ドル高
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7日のNY市場では強い米雇用統計の結果を受けて円売りとドル高が進んだ。
この日発表された米雇用統計では、失業率が事前予想に反して低下した上、非農業部門雇用者数(NFP)の減少幅は予想以上に縮小した。
リスク選好型の円売りのほか、調整や米金利上昇を受けたドル高が強まった。
リスク選好のドル売りは一時的だった。
ユーロはポンドや豪ドルに対して軟調に推移した。
ユーロポンドは昨日の英量的緩和拡大後の上げ幅の大部分を消した。
NFP増減の内訳では、製造業のマイナス幅が前回(6月)の13.1万人から5.2万人に縮小。
自動車産業は2.8万人のプラスだったが、労働省は季節調整に問題が生じた可能性を指摘している。
◆円全面安、強い米雇用統計受けて米株式市場は堅調 ドル円は強い米雇用統計を受けて95円台前半から97円台後半まで急伸。
リスク選好の円売りのほか、米金利上昇を背景としたドル高も合わさって上げ足を強めた。
終盤にかけては97円台半ばでもみ合った。
クロス円は株高やドル円の上昇を背景に全面高。
ユーロ円は136円台後半から138円台後半まで、ポンド円は159円台後半から163円台序盤まで上昇した。
終盤にかけてはユーロ円は138円台前半、ポンド円は162円台半ばで推移。
カナダ円はカナダ雇用統計を受けて87円台後半まで下落した後、90円台前半まで反発した。
終盤にかけては90円ちょうど前後で推移。
◆米金利上昇受けてドル高、ユーロドルの下げきつい ユーロドルは強い米雇用統計を受けたリスク選好型のドル売りで1.44台序盤まで急伸後、米金利上昇や調整を受けたドル高が強まり、1.41台半ばまで急落。
ポンドや資源国通貨に対してもユーロは売られた。
ユーロポンドは0.85台後半から0.85割れまで下落。
ポンドドルは米雇用統計発表後、一時的にリスク選好のドル安となり、1.68台前半まで反発。
その後、対主要通貨でドル高が進んだことで1.66台半ばまで下落した。
ただ、ユーロ安・ポンド高の動きにサポートされ、ポンドドルの下落ピッチは緩やかだった。
ドルカナダは1.07台後半から1.08台後半までドル高推移後、1.08台前半で推移。

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