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【ロンドン市場】米雇用統計控えて調整、やや円高推移に
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ロンドン市場は、米雇用統計の発表を控えて取引手控えとなるなか、やや円高推移になった。
アジア株が軟調だったことに加え、欧州株も売りが先行し、リスク回避的な圧力がみられた。
英銀大手RBSの上期決算が弱い内容だったことから、英FT指数は銀行株主導で売られた。
ポンド主導で円高・ドル高の動きが支配的となった。
ポンドドルは1.67台後半から前半へ、ポンド円は160円近辺から159円近辺まで下げた。
ドル円は一時95円手前まで下げた。
しかし、取引中盤にかけては買い戻しの動きもみられ、ポンド円は159円台半ば、ドル円は95円台前半での取引に落ち着いた。
ユーロは比較的落ち着いた展開で、ユーロドルは1.63台半ばから後半、ユーロ円は136円台後半での上下動だった。
原油先物が71ドル台後半から一時71ドル割れと弱く、資源国通貨に売りが強まる場面もあった。
ドルカナダは1.07台後半から一時1.08台に乗せてきょうの高値をつけた。
カナダ円は88円台後半から88円割れまで売り込まれた。
豪ドル円は79円台半ば、豪ドル/ドルは0.83台半ばと下押しした。
ただ、その他の通貨と同様に中盤には売りの勢いは落ち着き、米雇用統計待ちとなった。
全般にポジション調整の動きが中心だった。
◆カナダ雇用統計、雇用者数の減少幅拡大 7月のカナダ雇用者数が44.5千人減と市場予想の15千人減よりも大幅な減少となった。
一方、失業率は8.6%と前回並みの水準に留まっている。
市場の反応は雇用者数の悪化がサプライズだったとして、カナダ売りの反応が強まった。
発表直後にドルカナダは1.0780-90から1.0850近辺へと急伸。
カナダ円は88.30レベルから一気に87.70レベルへと下げて安値を更新していた。

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