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「なんかこの辺、本屋多いっすねぇ」(30秒で読める日経ビジネスオンライン)
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- すれ違い様に、20代と思しい細身のスーツ姿の男性2人の会話が耳に入りました。 「なんかこの辺、本屋多いっすねぇ」 (えぇっ?) 思わず、振り返ってその声の主を凝視。重そうな書類かばんを肩から提げて、打ち合わせがうまくいったのでしょうか、2人ともうれしそうな笑顔でさっそうと歩き去っていきます。悪い冗談を言っている風ではありません。 これは、東京・神保町の靖国通り沿いを歩いていた時のできごとです。左手の古書店のウインドウに掛けられた、柳の下に立つ応挙張りの幽霊の墨絵に吸い込まれそうになっていた私は、この言葉で目が覚めました。 神保町は、言わずと知れた本の街です。しかしながら、もはやそれが常識ではなくなったということなのでしょうか…。
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