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【ロンドン市場】英中銀が予想外の資産買取枠拡大、ポンド急落
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6日のロンドン市場は、英中銀の金融緩和策拡大でポンドが急落した。
序盤は英欧中銀の政策金利発表を控えて静かなマーケットだった。
欧州株が堅調に推移したことで、ドル円は95円台前半から95円台後半へと上昇した。
英中銀の資産買取の一時休止との見方が多く、ポンド円は161円台後半から162円台半ばまで上昇した。
一方、ユーロ円は137円台前半での神経質な動きだった。
東京時間20時、英中銀は政策金利を据え置くとともに、資産買取枠の拡大を発表した。
市場は予想外の結果にパニック的なポンド売りで反応した。
ポンドドルは1.70近辺から1.68台半ばへ、ポンド円は162円台前半から160円台後半へと急落。
ユーロポンドは0.84台後半から0.85台前半へと値を飛ばした。
ただ、その他主要通貨の値動きは限定的だった。
ユーロドルは序盤の1.44近辺から1.43台半ばにかけてのレンジ相場だった。
ドル円は95円台半ばと、序盤の円安水準を維持した。
英中銀の発表後に欧州株が一段高となったことで、円安水準での取引が続いた。
また、ECBは政策金利を1.0％で据え置いた。
こちらは市場予想通りの結果でユーロ相場は反応薄だった。
◆英中銀、予想外の資産買取枠500億ポンド拡大 英中銀は政策金利を現行の0.5％と最低水準で据え置いた。
市場の関心の強かった資産買取枠については500億ポンドの拡大と予想外の結果となった。
資産買取枠はこれまでの1250億ポンドから1750億ポンドへと拡大された。
市場参加者の間では、今回は1250億ポンドのままで、実質上の買取休止の予想が多かった。
声明では、英国の景気後退が当初の予想よりも深刻化している、金融市場の状況は改善したが依然として脆弱、と資産買取拡大の理由を述べていた。
また、今後3ヶ月は量的緩和を続ける、買い取る英国債の種類を拡大する、規模については今後見直しを継続するとした。
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