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危うさを孕む米国エネルギー市場
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7月下旬にかけて、NY原油先物市場の通常取引では中心限月が一時的に62.70ドルまで下落しましたが、その後は一転して上昇場面を演じ、8月3日には7月1日以来となる70ドル台に到達しています。
また、この原油価格の上昇に連動してガソリン先物価格も上値追い場面を演じ、現地3日の通常取引では昨年10月15日以来の高値となる2.0855ドルに達しました。
今回の価格急騰の直前である7月28日時点に、大口投機家はどのようなポジションを取っていたのでしょうか。
CFTC報告によると、7月21日には2,218枚まで減少していたNY原油市場における大口投機家の買い越し数は、7月28日時点では4,576枚に増加していたこと、そしてそれと同時に、市場の人気のバロメーターとされる取組高が増加していました。
つまり、価格が下落した局面では大口投機家を中心による買い拾う動きが広まり、これが価格をサポートしていたことが分かります。

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