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【NY市場】米ISM製造業景気指数を受けてリスク選好強まる
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3日のNY市場では米ISM製造業景気指数の予想を上回る改善や米株式市場の堅調推移を背景に、円安やドル安が進展した。
コモディティ市場でも買いが続き、リスク許容度が改善したことが背景。
クロス円では、NZドル円やカナダ円が年初来高値を更新した。
東京時間帯に発表された中国の製造業PMIの上昇のほか、欧州各国のPMIの改善を受けた流れが継続した。
米株式市場では、ダウ平均とS&P500が年初来高値を塗り変えた。
この日は米ISM製造業景気指数のほか、米建設支出も発表された。
米建設支出・前月比は予想外の増加となった。
住宅建設の安定や公的支出の伸びが背景。
米復興再投資法(American Recovery and Reinvestment Act)に関連した初期の支出が反映されている可能性も指摘された。
◆リスク許容度は改善傾向、一部クロス円は年初来高値更新 ドル円は米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことで、94円台後半から95円台前半までしっかりと推移。
リスク選好型のドル売りと円売りの中、円売り圧力のほうが強く、終始しっかりとした展開だった。
クロス円も予想を上回る米ISM製造業景気指数を受けて一段高となった。
ダウ平均やS&P500が年初来高値を塗り変えたこともクロス円を押し上げた。
ユーロ円は135円台後半から137円台前半まで、ポンド円は160円ちょうど前後から161円台後半まで上昇した。
終盤にかけてはこの日の高値圏でもみ合った。
カナダ円は89円台半ば、NZドル円は63円台後半まで上昇し、年初来高値を更新した。
◆欧州通貨中心にドル安継続、カナダは休場 ユーロドルは1.4300ちょうど前後から1.44台序盤まで上昇。
リスク選好のパターンが続いた中、予想を上回る米ISM製造業景気指数を受けて一段高となった。
ポンドドルは1.68台前半から1.69台後半まで上昇し、それぞれ年初来高値を塗り変えた。
ドルカナダは1.06台中盤でもみ合い。
原油が堅調に推移したものの、この日はカナダが休場だったこともあり、値動きは限られた。
豪ドル/ドルは4日に豪中銀金利発表を控える中、0.84台前半を中心にしっかりと推移した。

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