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【NY市場】ドル全面安ながら米GDP巡って捉えかたは様々
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31日のNY市場ではドルが急落、スイスが急伸。
クロス円は下げ渋り。
本日発表された米GDP速報値は前期比年率で市場予想以上にマイナス幅が縮小したものの、前回値が下方修正されたほか、個人消費の落ち込みが嫌気され、ドル売りにつながった。
月末絡みのリバランスもドル安の背景。
豪ドル/ドルは年初来高値を更新した。
ただ、米GDPについては株式、コモディティ、債券など各市場で強弱を巡って捉え方が定まらなかった。
スイスは急伸。
米政府とUBS・スイス政府が租税回避に絡んだ問題で和解したと伝えられたことが背景。
クロス円はドル円の急落が重しだったが、対主要通貨でのドル安がサポートなり、下げ渋り。
◆ドル安でドル円急落、クロス円は下げ渋り ドル円は95円台後半から94円台半ばまで急落。
米GDPの内容を嫌気して米株価先物に売りが強まり、円買いが入った。
その後、対主要通貨でドル売りが加速し、ドル円は一段安となった。
米株式市場で主要株価指数はもみ合いを続け、手掛かりとはならなかった。
クロス円は、カナダ円の上値が重かったものの、全体的には方向感がはっきりしなかった。
ユーロ円は米GDPを受けて、135円台半ばから134円台前半まで急反落。
その後、ユーロドルの上昇にサポートされ135円ちょうど前後まで戻した。
ポンド円は157円割れまで急坂落後、158円台序盤まで下げ渋り。
ポンド高・ドル安に下値が支えられた。
◆一本調子でドル安、豪ドル/ドルは年初来高値更新 米GDP速報値の内容を巡って見方が交錯した後、ドルが全面安となった。
ユーロドルは1.41割れから1.42台後半まで、ポンドドルは1.64台後半から1.67台前半まで急伸。
NY序盤はユーロ円やポンド円の急反落に圧迫される場面もあったが、その後は米GDPの弱さが蒸し返され、ドル売りが加速した。
リバランスがらみの動きも指摘された。
ドル安が勢い付く中、資源高もあって豪ドル/ドルは年初来高値を更新。
0.82台半ばから0.83台半ばまで上昇した。
スイスは急伸。
米政府とUBS・スイス政府が租税回避に絡んだ問題で和解したと伝えられた。
ドルスイスは1.08台半ばから1.06台半ばまで、ユーロスイスは1.53台前半から1.52台前半までスイス高推移。
ポンドスイスは1.7900ちょうど前後から1.78割れまで下落後、1.78台前半で推移。
ただ、和解内容の詳細については伝えられなかった。

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