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【NY市場】株高で円安、米失業統計も手掛かりに
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30日のNY市場では円安が進展。
この日発表された米失業保険継続受給者数が予想に反して改善したほか、業績回復期待から米株式市場が堅調に推移したことが背景。
原油も大幅反発となった。
この日の米7年債入札の結果を受けて米長期債利回りが低下し、ドル円を瞬間的に圧迫する場面もあったが、ドル円の反応は一時的。
ユーロドルは国際通貨基金(IMF)が、ECBは政策金利を低水準で当面据え置くべきとのコメントを出したことで圧迫される場面もあったが、下値ではソブリン系のユーロ買い観測もあって、下げ渋り。
ポンドドルやドルカナダの振幅は目立たず。
豪ドルはNZ市場までの流れを引き継いで堅調に推移した後、調整が入った。
◆米失業保険継続受給者数は予想外に改善 ドル円は95円台序盤から95円台後半まで上昇した。
米株式市場の上昇や米失業保険継続受給者数が予想外に改善したことで円が売られた。
米7年債入札を受けた米長期債利回り低下で下押す場面もあったが、円安の流れは変わらなかった。
ただ、終盤にかけて米株式市場が上げ幅を削ると、ドル円は95円台半ばまで調整した。
クロス円も株高・原油高を背景にリスク選好型の展開。
ユーロ円は133円台後半から134円台後半まで、ポンド円は156円台後半から158円台序盤まで上昇した。
終盤にかけて、ユーロ円は134円台前半まで、ポンド円は157円台前半まで押し戻された。
豪ドル円は78円台半ばから79円台序盤まで上昇後、78円台後半まで調整した。
◆ユーロドル、この日も1.40割れを回避 ユーロドルはIMFが、ECBは政策金利を低水準で当面据え置くべきとしたことを手掛かりにマクロ系の売りが入り、1.4010台まで軟化。
ただ、下値ではソブリン系の買い観測があったほか、ユーロ円が堅調に推移したことで、1.40台後半まで戻した。
ポンドドルは、ロンドン市場で強い英住宅指標を受けて上昇したものの、NY市場では1.6500ちょうど前後でもみ合い。
ドルカナダも1.80台前半を中心に小動きだった。
豪ドル/ドルはNY市場までの堅調な流れが継続し0.82台終盤まで上値を伸ばした後、0.82台前半まで調整。

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