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【ロンドン市場】ポンド買い、英住宅指標の改善で
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ロンドン市場前半の取引は、ポンド買い主導となった。
東京時間15時に発表された英ネーションワイド住宅価格が予想以上に改善したことが材料視された。
ポンドドルは1.64台乗せから1.65台前半まで、ポンド円は155円台半ばから157円近辺まで上昇した。
一方、ユーロドルは一時1.41近辺まで上昇したが、ユーロ売り・ポンド買いが強まったことで売買が交錯、1.40台後半での振幅が続いた。
ただ、ドイツの雇用統計やユーロ圏の消費者信頼感は比較的強い結果だったことが下支えになった面もあった。
また、主要企業の決算発表はおおむね良好だったことから欧州株や米株先物は堅調推移だった。
原油先物も上昇した。
リスク選好ムードが広がったことで資源国通貨が買われた。
豪ドル円は78円台半ばへ、カナダ円は87台後半へと高値を伸ばした。
東京早朝に売り込まれたNZドル円も62円水準を回復した。
一方、ドル円は95円をはさんだ振幅に留まり、方向性に欠ける取引が続いた。
◆ポンド堅調、英住宅価格の強い結果で 東京時間15時に発表された7月の英ネーションワイド住宅価格は前月比+1.3%と予想+0.2%を大きく上回ったほか、前年比の落ち込みも-6.2%と予想-7.6%および前回-9.3%を下回る下落率に留まった。
前月比の伸びは3ヶ月連続となり、市場は英住宅市場の回復期待を膨らませた。
ロンドン株式市場では英FT指数が1%超の上昇と、独DAX指数の上昇率を上回っていた。
英BTの好業績が伝わるなど英企業の決算発表が注目された面もあり、ポンド高の動きを強めていた。
ユーロポンドは0.85台後半から前半へと下落、ロンドン市場の値動きを支配した。

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