スポンサーリンク |
【NY市場】調整のドル高続く、米5年債入札不調
- 記事詳細
-
29日のNY市場ではドル高が進行。
米株式市場の下げ幅は限られたものの、NY原油の下げがきつく、リスク回避パターンの中で調整のドル買いが入った。
米5年債入札が不調だったため短期ゾーンの米利回りが上昇し、ドル高の反応となる場面もあった。
ユーロは独消費者物価指数が弱かったことも圧迫要因。
リアルマネーや輸出入企業などの月末に絡んだフローも指摘された。
リスク回避型の展開となったものの、円買い圧力よりもドル買い圧力が強く、ドル円はしっかり。
クロス円の上値は重かったものの、下値はドル円がサポートした。
この日発表された米耐久財受注は総合とコアで強弱ミックスとなり、手掛かりにはならなかった。
米地区連銀景況報告に対する反応も限定的。
◆ドル円堅調、クロス円をサポート ドル円は94円台半ばから95円台前半まで上昇後、95円ちょうど前後で推移。
リスク回避型のドル高が進んだ中、円買い圧力が強まらず、ドル円は水準を切り上げた。
短期ゾーンの米利回りが上昇したこともドル円をサポートした。
クロス円はドル円がしっかりと推移したことで下値が支えられたものの、ドルに対して主要通貨が軟調に推移したことで上値も重かった。
ユーロ円は134円ちょうど付近から133円ちょうど付近まで水準を切り下げた。
ポンド円は155円台前半から156円台前半でもみ合い。
カナダ円は87円台前半を中心にほぼ横ばい。
◆調整や弱い独CPI受けてユーロドル軟調 ユーロドルは弱い独消費者物価指数を背景に1.41台前半から1.4000ちょうど付近まで下落。
原油安などを手掛かりとした調整のドル買いもユーロドルを圧迫した。
ポンドドルは1.64台後半から1.63台後半まで押し戻される展開。
ただ、対主要通貨でドル高が進む中、ユーロ安・ポンド高推移がサポートとなり、ロンドン市場から一段安とはならず。
ユーロポンドはロンドン市場から下げ続け、0.85台半ばまで下落。
その後、0.85台後半まで小戻しし。
ドルカナダは1.08台前半から1.09台前半まで上昇後、1.08台終盤で推移。
調整のドル買いが優勢だったほか、原油安もカナダを圧迫した。

スポンサーリンク |