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【NY市場】調整の円高・ドル高進展
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28日のNY市場では円高が進行。
この日発表された米消費者信頼感指数が予想を下回ったほか、米株式市場で売りが強まる場面があったことをきっかけに、クロス円中心に調整の円高が後押しされた。
原油安も加わってリスク回避型の1日となり、欧州通貨中心にドル高推移となった。
オセアニア通貨でもドルが買い戻されたが、東京市場でスティーブンス豪中銀総裁が強気な景気見通しを示したこともあって、豪ドル/ドルやNZドル/ドルの反落は限られた。
◆米消費者信頼感指数が悪化、調整の円高進展 ドル円は弱い米消費者信頼感指数を受けて94円台後半から94円ちょうど付近まで下げ幅を拡大。
その後、米株式市場が下げ渋ると94円台後半まで戻し、NY午前から往来した格好。
下値では準政府系や生保が買い興味を示しているとの指摘もあった。
クロス円は米株式市場が一時的に下げ幅を拡大したことや、予想を下回る米消費者信頼感指数を受けてポジション調整となった。
ユーロ円は134円台後半から133円割れまで、ポンド円は156円台前半から154円台序盤まで下落。
それぞれ、この日の高値から3円超の下げとなった。
ただ、米株式市場が下げ渋ると、ユーロ円は134円ちょうど前後まで、ポンド円は155円台半ばまで戻した。
◆リスク回避パターンで調整のドル高 ユーロドルはリスク回避パターンの動きが強まった中、1.42台前半から1.41台前半まで下落。
ユーロ安・ポンド高推移もユーロドルを圧迫した。
ポンドドルは1.6500ちょうど前後から1.64割れまで下落後、1.64台前半で推移。
ユーロポンドは0.86台序盤まで下落しこの日の安値をつけた後、0.86台前半で推移。
英財務省の関係筋の話として、世界経済が回復すればインフレがまた問題となる可能性がある、などと伝えられたことでポンドが強含んだとの指摘があった。
ドルカナダはリスク回避型のドル高を受けてこのところの軟調推移が調整され、1.07台後半から1.09台序盤まで反発。
終盤にかけては1.08台序盤で推移した。

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