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【ロンドン市場】英GDPはネガティブサプライズ
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24日前半のロンドン市場はリスク選好の動きとなり、円売りの動きが優勢。
株価や原油も底堅く推移して、ドル円、クロス円は東京時間の下げを取り戻す動き。
ドル円は一時95円近辺、ユーロ円は135円近辺に戻している。
◆英GDPはネガティブサプライズ ただ、ポンドだけが軟調な動き。
きょう発表になった第2四半期の英GDPが予想を下回ったことを嫌気。
前日の英小売売上高や要人発言などから、今回のGDPは予想を上回るのではとの期待もあっただけに、きょうの結果はネガティブサプライズとなった。
発表後、ポンドドルは1.65台から1.64台に下落。
対円、対ユーロでも下落し、ポンド全面安といった様相となった。
ただ、今回のGDPは予想を下回ったものの、前期比で見ると下落幅は鈍化している。
製造業が第1四半期の前期比-5.5%から-0.3%に、建設業も-6.9%から-2.2%に下げは鈍化。
サービス業全体では、第1四半期の-1.6%から-0.6%と改善度合いは鈍いが、金融は-2.5%から-0.7%となっている。
厳しい状態は続いているものの、製造業、建設、金融といった景気後退の悪影響を最も受けたセクターには改善期待もありそうだ。
◆英GDPのネガティブサプライズで、再びユーロに脚光も 一方、ユーロは堅調な動きとなり、ユーロドルは意識されるポイントの1.4250水準より上をもう一度試す動きが出ている。
きょう発表されたIfo指数など企業景況感を示す指標が予想を上回っていたこともサポート。
また、英GDPはネガティブサプライズとなったことで、逆にユーロに脚光が戻った面も。
ユーロ円は135円台を取り戻しており、10日線と21日線のゴールデンクロスも示現しそうだ。

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