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続・ウイグル族と漢民族は相容れないのか(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 【前回のあらまし】 重慶市で今年の全国統一大学入試(以下「大学入試」)終了後に行われた調査で、戸籍上の民族区分を本来の漢族から少数民族に変更して試験成績に優遇加点を受けていた受験生が31人いたことが判明した。 そればかりか、その中には何と重慶市の文科系の“状元”(試験成績第1位)の何洋川が含まれていた。何洋川は優遇加点20点を取り消されてもなお659点という好成績であったにもかかわらず、民族詐称の罪は重く、第1志望の北京大学から入学不許可の処分を受けた。 7月20日付の北京紙「新京報」は、重慶市における民族詐称事件に関する詳細を報じた。同記事によれば、“状元”の何洋川には大学入学手続きが締め切られた7月18日までにどこの大学からも入学許可の連絡はなかったとのことで、「今年、彼は大学とは無縁となった」と報じた。

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