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【東京市場】 株価軟調で、円高圧力続く
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9日東京市場は、前日の海外市場でドル売りが強まったことを受けて
ドル安水準での取引が続いた。
前日のECB理事会後のトリシェ総裁会見であらためてインフレ対策が 最優先課題であることが確認されたことで、ユーロドルは1.53台での 揉み合いを経て1.54台前半へと上昇していった。
東京市場では、値幅は小さく1.54近辺での高止まり状態が続いた。
東京時間15時にかけて、一時1.5440台と前日高値を試す動きもみられた。
日経平均が安く寄り付き、午後にかけては200円超の大幅下落となった。
円買い圧力が継続して、ドル円は104円近辺から103.50を割り込む場面もあった。
クロス円も軟調になり、ユーロ円は160円台が重く、一時159円台前半 へと下落、ポンド円は203円台前半から202円台前半へと下落した。
いずれも前日NY市場での安値を更新する動きだった。
米系証券など海外筋からの円買いの動きが観測されていた。
◆豪中銀声明受け、豪ドル売りに 四半期ごとの豪中銀の金融政策に関する声明の中で、 長期的なインフレおよび成長率の低下見通しが発表された。
一方、足元のインフレ見通しは引き上げられていた。
為替市場では、全般的な見通しのトーンダウンに反応して 豪ドル売りが強まった。
豪ドル/ドルは0.9440近辺から0.9400近辺へと下落、 豪ドル円は97.80レベルから97.50割れへと売られた。
市場では、今後の豪政策金利引き上げに対する打ち止め感もみられた。
◆原油先物、時間外取引で高値更新 NY原油先物の高値更新の動きが続いた。
8日のNY市場通常取引の終了後、東京時間早朝の時間外取引で 一時1バレル=124.61ドルと最高値を更新した。
その後も東京時間では利益確定の動きもみられたものの 午後には再び124.70ドルと最高値の記録を塗り替えた。
原油高の行き過ぎが世界経済の成長鈍化につながるとの不安感が 株価の頭を押さえているとの指摘もあり、今後の動向に注意したい。

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