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【東京市場】円高水準で上下動
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22日の東京市場は、前日海外市場での円高の動きを受けた円高水準で推移した。
ただ、序盤に円買いが先行した後は、午後にかけては円が売り戻される動きとなり、方向性は希薄だった。
レンジも狭く、各通貨で前日NY市場後半の揉み合い圏内で推移した。
米金融サービスCITが破綻に追い込まれるとの見方が引き続き円高圧力となった。
また、カルパースの大幅損失の報道や英大手金融機関が資本不足に陥る可能性との観測報道などリスク材料が取り沙汰されていた。
ドル円は朝方93.40レベルへと売られたあとは、日経平均やアジア株の堅調な動きに93.70台まで買い戻された。
ただ、レンジは狭く円高水準での揉み合いが続いた。
クロス円も目立った方向性は無く、ユーロ円は133円台前半から132円台半ばへと軟化した後は再び133円台前半に戻す場面があった。
ただ、戻りは限定的だった。
ユーロドルはクロス円に追随する動きをみせつつも、1.42近辺での小動きだった。
第2四半期の豪消費者物価指数は、各項目ともほぼ市場予想に沿った結果だった。
豪ドル独自の反応はみられなかった。
◆英大手銀行、資本不足に陥る可能性も JPモルガン証券のアナリストが、英大手金融機関バークレイズとRBSについて、資本不足に陥る可能性があると指摘したことがポンドの重石となった。
ポンドは東京市場午後に至るまでほぼ他の通貨と同様の小動きだったが、終盤に売りが強まった。
ポンドドルは1.64近辺から1.63台半ばへ、ポンド円は153円台後半から153円近辺へと安値を伸ばした。
ユーロポンドも0.86台前半から0.86台後半へと買い戻される展開になった。

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