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【NY市場】円相場、株高に反応薄
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20日のNY市場は小動き。
ドル円は94円台半ばから94円台前半、ユーロ円は134円台半ばから134円台前半で弱含み、豪ドル円は76円台半ばから77円付近、NZドル円は61円台半ばから62円付近で上下動した。
商業金融大手CITの破たん回避を好感し、株式市場は買い優勢で幕を開けたが、株高を背景とした円売りの反応は乏しく、ポジション調整中心の相場展開だった。
明日21日にはバーナンキFRB議長が半期に一度の議会証言を行う。
市場では議長が出口戦略の概要に言及するとの見方が強まっている。
◆ビーン英中銀副総裁、超低金利の短期化で努力 ビーン英中銀副総裁は20日、英BBCラジオとのインタビューで、低金利の期間をできる限り短期にとどめる努力をしていると述べた。
発言後、ポンドは対主要通貨で強含んだが、ポンド買いの反応は一時的だった。
副総裁は英企業は慎重な姿勢を維持し、様子見を強めているとも述べている。
景気の弱さを考えると、金利正常化の議論は時期尚早との感が否めない。
市場のテーマとして利上げが話題に上るにはもう少し先になりそうだ。
◆オセアニア通貨、対ドル中心に堅調 きょうは豪ドル、NZドルなどオセアニア通貨が堅調だった。
対ドルでの買いが強く、豪ドル/ドルは0.81台前半から0.81台後半、NZドル/ドルは0.65台前半から0.65台後半まで買われ、ロンドン市場の高値を塗り替えた。
米債券市場では明日のバーナンキ議長の半期議会証言を警戒して利回りが低下した。
米金利低下で相対的に高金利のオセアニア通貨に短期資金がシフトしたようだ。

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