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【ロンドン市場】リスク回避の動き緩み、ドル売り優勢に
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20日前半のロンドン市場はドル売りが優勢となった。
リスク回避の動きが緩和しており、対ドル、対円でユーロやポンドが上昇している。
商品市場も回復の兆しを見せていることで、豪ドルやカナダといった資源国通貨も高い。
動きの一因として、経営危機が伝えられていた米CITグループが、破たん回避に向けた計画の一環として、債券保有者グループから30億ドルの融資を受けることが明らかになったことも、追い風となっている。
融資期間は2年半になる見込み。
CIT株が時間外で急騰していたことも、市場心理を緩和させた。
◆ユーロドル1.42台回復 ロシア系の買い観測も ユーロドルは買い優勢の展開となり、一時1.4250手前まで上昇している。
下値ではロシア系の大口買いも観測されていた。
6月以降抵抗の強かった1.42の水準をクリアしてきたことで、6月始めにつけた年初来高値、1.4340水準も視野に入りそう。
1.42台を維持して終われるかどうかが鍵。
きょう発表になった6月のドイツ生産者物価は、エネルギー価格下落が影響し、前年比4.6%減と22年ぶりの大幅低下となったが、特に材料視されていない。
◆ポンドも堅調 住宅ローン貸出は増加傾向 ポンドドルも3週間ぶりに1.65台を回復、ポンド円も156円台に上昇し、堅調な動きを示した。
材料視はされなかったが、英中銀より金融機関貸出動向調査が発表され、5月の貸出はネットで2ヵ月連続の下落となったものの、6月の大手6社の住宅ローン承認件数は51100件と5月の45000件を上回っている。
融資額も上昇しており、英中銀は、この先数ヵ月間、増加傾向は続き、住宅市場が安定化の方向に向かうとしている。

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