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【東京市場】円安の調整、米金融機関決算控え
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17日の東京市場は、前日の円安に対する調整の動きが中心だった。
序盤は前日NY終値水準での揉み合いから始まった。
日経平均はNY株式市場が堅調だったことで小高く寄り付いた。
ただ、株式市場は週末が3連休となることやきょうの米シティやバンカメの決算発表を控えて、すぐに模様眺め状態となった。
仲値公示後から次第に円安の調整が強まり、ドル円は93円台後半から前半へ、ユーロ円は132円台半ばから132円割れ水準へと軟化した。
ポンドの下げがきつく、ポンド円は154円台前半から153円近辺まで下げる場面があった。
仲値余剰との観測があった。
米金融サービスCITの破綻観測が強まったことや、ジャカルタのホテルでの爆発事件などのリスク材料が、ポジション調整を進行させた面もあった。
ドル相場はクロス円の下落に連動してドル買いが先行、ユーロドルは1.41台半ばから1.41割れまで、ポンドドルは1.64台半ばから1.63台後半まで下落した。
ただ、各通貨とも前日のロンドン市場からNY市場にかけてのレンジ内での推移に留まっている。
原油先物が62ドル割れ、米ダウ平均先物もマイナス圏推移と各市場で調整色が強かった。
◆フィッチ、豪クイーンズランド州の長期格付けを引き下げ 米格付け会社フィッチが、豪クイーンズランド州の長期格付けを引き下げ、と発表している。
豪ドル売りの反応がみられたものの、昨日のNZ長期格付けのときほどの大きな動きにはなっていない。
豪ドル/ドルは0.80割れ、豪ドル円は74円台後半へと軟化した後は豪ドル安水準での揉み合いが続いた。
豪ドル/NZドルでの豪ドル売りは目立たず、市場全般の調整ムードで弱含んだ面が強かった。
市場では、ジャカルタでの爆破事件が地理的に近い豪州の通貨安の材料、との見方もあった。

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