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【ロンドン市場】JPモルガンの好決算で円安・ドル安
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16日のロンドン市場では、東京市場から円高の流れを引き継いだ後、JPモルガンの決算発表を受けて円売りが入った。
株式市場にも買いが誘われる中、ドル安の動きもあった。
長期格付け見通しが引き下げられたNZドルも急落前の水準に戻した。
ただ、米株価先物は前日終値前後に戻しただけで、上値は限られた。
米商業金融大手CITグループの破綻懸念が上値を抑えた。
◆ドル円、クロス円 東京市場から値動きが反転 ドル円は東京市場の流れを引き継ぎ、93円台半ばまで軟化。
NY原油が時間外取引で弱含んだことがドル円の重石だった。
その後、JPモルガンの決算内容を好感した円売りが入り、94円台序盤まで反発した。
クロス円もドル円と同様の展開で、JPモルガンの決算発表までは円高推移、発表後は円安となった。
ユーロ円は131円台後半まで下落しこの日の安値を更新した後、133円ちょうど付近まで反発。
ポンド円は153円ちょうど付近まで下げ幅を広げた後、154円台後半まで切り返した。
◆JPモルガンの好決算でドル売り、ユーロドルは昨日の高値を突破 ユーロドルは1.40台後半でもみ合った後、1.41台半ばまで上昇し、昨日の高値を上抜いた。
JPモルガンの決算発表後、リスク選好のドル安が強まった。
ポンドドルは1.63台後半で推移した後、1.64台半ばまで反発した。
ただ、ユーロ買い・ポンド売りの動きもあり上値が抑えられた。
東京市場で長期格付け見通しの引き下げが発表されたNZドルは0.64割れから0.64台後半まで反発。
ドル円を除き、対主要通貨でドル売りが強まったことに連動した。
豪ドル/ドルは0.79台半ばから0.80台前半まで上昇し、東京早朝の水準まで往来となった。
◆米失業統計改善も、統計に歪みとの指摘 この日発表された米新規失業保険申請件数と米失業保険継続受給者数が予想を下回ったことで、円売り・ドル売り・株高のリスク選好型のパターンとなった。
米商業金融大手CITグループの破綻懸念もあって、JPモルガンの好決算にも関わらず米株価先物の上値が抑えられていたが、強気な動きが優勢となった。
ユーロ円や豪ドル円はこの日の高値を更新。
ユーロドルは6月3日と7月1日の高値を結んだ延長線上を突破し、1.4160台まで上値を伸ばした。
ただ、米労働省が自動車工場の一時閉鎖時期にズレがあり、失業保険統計にゆがみがあると発表したことで、好感が一気に冷めた様子も。

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