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【NY市場】株高・円安、景気回復期待膨らむ
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15日のNY市場はリスク許容度の改善を背景に円安が進んだ。
ドル円は93円台半ばから94円台半ば、ユーロ円は131円台半ばから133円台前半、豪ドル円は74円台後半から76円付近まで買われた。
市場ではインテルの決算・業績見通し、NY連銀調べの製造業景況感が景気回復を示唆する材料として好意的に受け止められた。
株式市場は朝方から買い先行。
ダウ平均は終値で約1ヶ月ぶりとなる8600ドル台を回復した。
◆ドル、金利動向とリスク選好の綱引きに 米債券市場では逃避買いが巻き戻され、利回りの上昇傾向が続いた。
2年債利回りは7月2日以来の1%台、10年債利回りは7月1日以来の3.6%台に乗せている。
為替市場では当初、リスク選好の動きからドル円を除きドル売り優勢となったが、その後は金利上昇がドル買いを呼び込む形でドル売り圧力を軽減している。
ユーロドルは緩やかな上昇傾向を続けたが、ポンドドルは前半をピークに伸び悩んでいる。
ドル相場は金利動向とリスク選好を睨んで綱引きの状態となっていた。
◆FOMC議事録、雇用なき回復示唆 きょう発表された6月のFOMC議事録では、最新の経済予測で成長見通し、インフレ見通しが上方修正される一方、雇用見通しが下方修正された。
バーナンキ議長は13日、共和党のシェルビー上院議員との会合で米経済が雇用なき回復に陥る可能性もあるとの見方を示している。
経済予測はバーナンキ議長の発言を裏付ける格好となった。
議事録では6月のFOMCで見送られた国債買い入れ枠の拡大について、経済とインフレ期待に与える影響は不確実との見方が示されていた。

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