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【ロンドン市場】リスク選好でドル売り
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15日のロンドン市場ではリスク選好の展開。
インテルの決算を受けて関連セクターに業績回復期待が広がったことで欧州株式市場が堅調に推移、米株価先物も強く、円売りやドル売りが誘われた。
時間外取引でNY原油も1ドル超上昇した。
対欧州通貨で大口のドル売り観測もあり、円安よりもドル安推移が目立った。
◆ドル円、クロス円の上値を抑える 株高・原油高を受けてクロス円は堅調推移。
ユーロ円は131円割れから131円台後半まで上昇した。
ポンド円は152円台後半から153円台半ばでしっかり。
ユーロドルやポンドドルの上昇にサポートされたが、ドル円の上値が重く、クロス円の頭も抑えられた。
ドル円の値幅は狭く、93.25-75水準で推移。
上値でのオーダーが厚かったほか、対主要通貨でドル安の動きもあり円安推移は限定的。
ただ、クロス円にサポートされたことで下値も乏しかった。
◆リスク選好でドル売り、ドルカナダは6月18日以来の安値 ユーロドルは中東勢の買い観測の中、1.40割れから1.4100付近まで上昇した。
株高や原油高もドル安を後押し。
ポンドドルは1.6300前後から1.64台前半まで堅調に推移。
この日発表された英雇用統計は予想ほど悪くなかったものの、発表直後の反応は限定的。
リスク選好の動きの中でドル安・ポンド高が進んだ。
資源国通貨に対してもドル安が目立ち、ドルカナダは1.13台前半から1.12台前半まで下落し、6月18日以来の安値をつけた。
豪ドル/ドルは1週間ぶりに0.80台まで戻した。
◆NY連銀製造業景気指数、予想以上の改善で円売りの反応 この日発表されたNY連銀製造業景気指数が予想を上回る改善となったことで、クロス円中心に円が一段と売られた。
ユーロ円は131.90台まで、ポンド円は154円ちょうど付近まで上昇し、それぞれこの日の高値を更新。
ドル円もクロス円にサポートされ、切り返している。
米株価先物もポジティブな反応となった。

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