スポンサーリンク |
出口戦略、4つのシナリオ(FINANCIAL TIMES)
- 記事詳細
- 国際社会の関心は、米欧金融当局の危機モードからの出口戦略へと移った。 異常な低金利が続く中、特に欧州ではインフレへの警戒感が高まる。 原油価格の再上昇で、スタグフレーションという最悪の可能性も出てきた。 世界で最も重要な2つの中央銀行は、最近では未知の領域に足を踏み入れるのに慣れっこになったようだ。約2年前に金融危機が勃発して以降、経済の破局を回避するために実施してきた緊急対策の多くは、過去に実践されたこともなく、影響は定かではない。 世界経済に安定化の兆しが見え始めた今、状況は間違いなく一段と不案内なものになりそうだ。7月2日に理事会を開く欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備理事会(FRB)の双方には、異例の金融緩和を続ける時期は終わったという認識があるが、既に発表した施策の実行や手直しは続けるだろう。

スポンサーリンク |